ぼくが命をいただいた3日間
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都会で暮らす小学6年生の悠介は、生まれて初めて父・啓太の故郷である山村を訪れる。啓太の勧めで、祖父母の源蔵とフミが暮らす彼の実家で冬休みを過ごすことになったのだ。青い空と山の緑に囲まれた“田舎”の風景に気圧されながら、ようやく家に着いた悠介を、源蔵とフミが出迎える。しかし、そんな悠介を待ち受けていたのは、茶色いものばかりのご飯、つらい畑仕事、近所に住む奇妙な老人・辰雄との出会い…。悠介は一刻も早く帰りたいという思いを募らせるが、唯一、辰雄の孫娘・明日香との出会いが、彼を思いとどまらせていた。だがある日、源蔵が「今夜のごちそうだ」と言って持ってきたあるものをきっかけに、悠介は、都会の生活では決して体験し得ない出来事に遭遇し、ショックを受けてしまう。そんな悠介に、「いただきます」の本当の意味を教える明日香。そして彼女には、誰も知らない驚くべき過去があった…。