蟻が空を飛ぶ日
伝説の映画監督・野火明、17年ぶりの劇場公開作品。
過去に殺人を犯したが警察に捕らわれることを逃れた者達。しかし彼らは組織に捕らえられ、殺し屋として生きることになっていた。
健二は東大生でありながら組織の一員として、日々、殺し屋としての仕事をこなしていた。ある男を殺す仕事で追跡をするうちに、男の愛人・真紀のマンションでターゲットの死体を発見する。真紀は健二も殺そうとするが、危機一髪のところで駆けつけた仲間に助けられる。捕らえられ、組織の施設に監禁された真紀は、“テスト”を受け、彼女もまた殺し屋としての人生を歩み始める。そして二人を待ち受けていたのは、彼らの上司にあたる凄腕の殺し屋、大道寺を殺害せよという命令だった。その期限は7日以内。殺しのプロ中のプロの大道寺に比べれば子供同然の二人の殺し屋。果たして彼らは、大道寺を殺すことが出来るのだろうか。