ミヒャエル
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2011年カンヌ国際映画祭コンペティション選出作品。
35歳の独身男ミヒャエルは、ろくに友達もおらず、保険会社に勤めながら地味な生活を送っている孤独な男。しかし、彼には誰にも想像のできない秘密があった。それは、彼が家の一室に軟禁している10歳の少年ウォルフガングの存在だった。ミヒャエルは夕食の時のみ少年を部屋から出し、数時間を一緒に過ごすと、再び部屋に監禁する。二人はほとんど会話を交わすことなく、儀式のような日常が続けられていた。しかし思わぬ出来事をきっかけに、彼等のゆがんだ共同生活に変化が訪れる。