伏 鉄砲娘の捕物帳
(C)桜庭一樹・文藝春秋/2012映画「伏」製作委員会
文藝春秋創立90周年記念作品。桜庭一樹による「南総里見八犬伝」の新解釈。
山で生まれ育ち、山の全てを知っている、山のことしか知らない猟師の少女・浜路。二人暮らしをしていた祖父の死をきっかけに、兄を頼り、江戸へとやってくる。そこでは、人と犬の血をひき、人に化けて暮らし、人の生珠(いきだま)を喰らう<伏>と呼ばれる若者達による凶悪事件が頻発、その首には幕府から懸賞金がかけられていた。やがて浜路は、右も左も分からない城下町で、犬のお面を被った白い髪の青年に出会う。