CUBE ZERO

女性活動家カッサンドラ・レインズは、殺戮の迷宮“CUBE”に放置された。薄汚れた鋼鉄製の密室がどこまでも続く空間。壁・中央の円形ハッチを開け、次の部屋に入り込んだ男は壁のノズルから噴き出した溶解液を浴び、肉片が削げ落ち、男は絶命する。その凄惨な光景を、ウィンとドッドがモニターで見ている。彼らはCUBEの管理とその中にいる被験者の観察を行っている職員だ。そして、この仕事に何も感じてはいない。だが、探究心の強い青年ウィンは違う。被験者の若い女性カッサンドラ・レインズが気がかりでならなかった。CUBE内部でレインズは、ハスケル、メイヤーホルド、バートク、ジェリコたちと出会う。彼らは皆、記憶を消去されていたが、レインズだけは外界のことを微かに覚えていた。移動を開始するが、各所に仕掛けられた殺人トラップが行く手を阻む。突然、飛び出したワイヤーがバートクに巻き付き、彼の全身を八つ裂きにした。CUBE監視室で、ウィンはレインズが陰謀によって、CUBEに強制収容されたと疑うのだった。罪の意識に耐えかねたウィンはついにレインズを救出するため、単身CUBE内に侵入する。レインズたちは通路で発見したアルファベット三文字の刻印を手がかりに、迷宮からの脱出を試みる。だが、その間に犠牲者も続出。肉食性のウィルスを注射されたジェリコが、さらにメイヤーホルドもウィルスに二次感染し死を遂げる。ウィンはついにレインズを見つけ出すが、違反者捜索のために送り込まれた冷酷な担当官ジャックスと、彼が起動した最凶のトラップが立ちはだかったのだ。

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