恋する幼虫
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フミオは、青年誌に連載を持つ漫画家。彼は、子供の頃に抱えたトラウマが原因で女性とまともに付き合うことができないでいた。そこに、ある日、彼の仕事場へ新人編集者のユキがやって来た。ユキは不器用で、態度もオドオドしている。このユキに対してフミオはキレまくる。そして、ふとしたはずみで、フミオはユキの頬を傷つけてしまう。それが原因で、ユキは仕事や恋人を失ってしまうのだった。ユキの頬の傷は、奇怪な生命体となって、彼女は人の血を吸わないと生きていけない身体となった。フミオは罪の意識から、ユキの言いなりになってしまうのだ。ユキは復讐心から、次々と要求をエスカレートさせていくのだった。しかし、お互いを深く傷つけながらも、二人の間には奇妙な愛情が生まれていく。