ベアーズ・キス

ローラはフォーチュネート・サーカス団の一員として、生まれた時からサーカスの世界で育ってきた。父親マルコ、母親カルメンと共に、美しく幻想的な空中ブランコで、旅から旅の生活を送っていた。そんなローラは、ロシアの動物市場で小グマに出会う。数ヶ月前、その小グマは生まれたばかりの時、母グマが人間に襲われ息絶えるのを震えながら見ていた。ミーシャと名づけたその小グマとローラは、ほんとうに仲良しだった。ある日、母親のカルメンがローラがほんとうの娘でないことを告げ、独りでサーカスを去っていった寂しい夜。ローラとミーシャは一緒に寝て過ごした。スウェーデンからドイツへ旅は続く。すっかり大きくなったミーシャに不思議な出来事が起きた。月のきれいな夜、ローラがミーシャの濫に様子を見に行くと、そこにはクマではなく裸の青年がいたのだ。 「ミーシャはどこ?」とたずねるローラに、「僕がミーシャだ」と答える青年。だが翌朝、ミーシャはクマの姿に戻っていた。ローラが暴漢に襲われた。彼女を助けようとミーシャは艦を破って駆けつけた。この事件で、サーカス団はクマを放した罪に問われてしまう。マルコはクビになり、彼とローラと道化師のグロッポはミーシャを連れてルーが率いる大道芸の一座に加わった。それからのミーシャは、自由にふたつの世界を行き来するようになった。昼間・ローラはクマのミーシャと観光客の前で踊り、夜、誰も見ていないところでは人間のミーシャと愛し合うのだった。
公開日
2003年8月2日(土)
監督
セルゲイ・ボドロフ
脚本
セルゲイ・ボドロフ テレンス・マリック
撮影
ハビエル・ペレス・グロベット
音楽
ギア・カンチェリ
出演
レベッカ・リリエベリ ヨアヒム・クロール セルゲイ・ボドロフ・Jr キース・アレン マウリツィオ・ドナドーニ アリアドナ・ヒル シルヴィオ・オルランド
製作年
2002
製作国
カナダ
原題
BEAR'S KISS
上映時間
98
INTRODUCTION
ローラはサーカス団ブランコ乗り。小さなクマのミーシャだけが友だちだ。ミーシャは人間の青年に姿を変えることができ、ふたつの世界を行き来する。 ヨーロッパを旅する途中で、彼はローラを守ろうと人に知られてしまう。サーカスを追われ、住む世界を失った2人。永遠を誓った2人の旅に、やがて終わりが近づいていく。「コーカサスの虜」でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたセルゲイ・ボドロフ監骨が、故螂シベリアに伝承する民話にヒントを得て翻り上げた「ベアーズ・キス」。孤独なブランコ乗りの少女と、人間に姿を変えることができる1匹のクマが繰り広げる切なくも美しいおとぎ話だ。ロシアのシベリアを起点に、スウェーデン、ドイツ、スペインとヨーロッパを巡るサーカスの道程で恋が紡がれていく。
STORY
ローラはフォーチュネート・サーカス団の一員として、生まれた時からサーカスの世界で育ってきた。父親マルコ、母親カルメンと共に、美しく幻想的な空中ブランコで、旅から旅の生活を送っていた。そんなローラは、ロシアの動物市場で小グマに出会う。数ヶ月前、その小グマは生まれたばかりの時、母グマが人間に襲われ息絶えるのを震えながら見ていた。ミーシャと名づけたその小グマとローラは、ほんとうに仲良しだった。ある日、母親のカルメンがローラがほんとうの娘でないことを告げ、独りでサーカスを去っていった寂しい夜。ローラとミーシャは一緒に寝て過ごした。スウェーデンからドイツへ旅は続く。すっかり大きくなったミーシャに不思議な出来事が起きた。月のきれいな夜、ローラがミーシャの濫に様子を見に行くと、そこにはクマではなく裸の青年がいたのだ。 「ミーシャはどこ?」とたずねるローラに、「僕がミーシャだ」と答える青年。だが翌朝、ミーシャはクマの姿に戻っていた。ローラが暴漢に襲われた。彼女を助けようとミーシャは艦を破って駆けつけた。この事件で、サーカス団はクマを放した罪に問われてしまう。マルコはクビになり、彼とローラと道化師のグロッポはミーシャを連れてルーが率いる大道芸の一座に加わった。それからのミーシャは、自由にふたつの世界を行き来するようになった。昼間・ローラはクマのミーシャと観光客の前で踊り、夜、誰も見ていないところでは人間のミーシャと愛し合うのだった。
CASTING
●レベッカ・リリエベリ(ローラ) 1981年5月13日、スウェーデン生まれ。9歳のとき、TVシリーズの「Sunes jul」でデビュー。『Narkontakt』('97)で映画に進出したのち、スウェーデン本国で『タイタニック』('97)以上のヒットを飛ばした『ショー・ミー・ラヴ』('98)に主演。ゴールデン・ビートル賞の最優秀主演女優賞を受賞した。 ●セルゲイ・ボドロフJr.(ミーシャ) 1971年12月27日、ロシアのモスクワ生まれ。『コーカサスの虜』('96)でニカ賞の主演男優賞を受賞。『ロシアン・ブラザー』('97)でシカゴ国際映画祭の主演男優賞を受賞。その後は、『The Stringer』('97)『イースト/ウェスト 遙かなる祖国』('00)などに出演。2002年9月20日、惜しくも30歳でこの世を去った. ●マウリツィオ・ドナドーニ(マルコ) 『ピエラ 愛の遍歴』('83)『未来は女のものである』('84)『ILOVE YOU』('86)など、マルコ・フェレーリ監督作の常連として知られるイタリアのベテラン。他の出演作に、『首相暗殺』('86)『デッド・チャンネル』('89)などがある。 ●ヨアヒム・クロール(グロッポ) 1957年6月17日、ドイツ生まれ。ミュンヘンの名門オットー・ファルケンベルグ演劇学校で演技を学ぶ。’84年の『Kaltes Fieber』で映画デビュー。代表作に、『悦楽晩餐会・または誰と寝るかという重要な問題』('96)『ハンネス、列車の旅』('98)『ラン・ローラ・ラン』('98)『暗い日曜日』('99)などがある。
配給会社
20世紀フォックス映画

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