新選組
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元治元年初夏。祇園祭でにぎわう京都・三条小橋の宿屋・池田屋で、謀議中の尊譲派志士たちが襲撃される事件が起こった。これが世に言う池田屋騒動であり、その一件で一躍名を馳せたのが新撰組だった。新撰組とは、騒動に先立つ一年四ヶ月前の文久三年、江戸幕府が将軍上洛の警護のために武芸に優れた浪士を集めて編成した警備隊のことで、その中心人物に近藤勇、土方歳三、沖田総司らがいた。ある日、近藤と土方は組の統制のために「局中法度」を作成する。ところが、それに最も背いていたのが局長の芹沢であったことから、彼らは芹沢を暗殺。かくして新撰組の実験は近藤が握ることとなった。