疑惑
(C)1982 松竹
富山県新港湾埠頭で、車が時速40キロのスピードで海に突っ込む。乗っていた地元の財閥、白河福太郎は死亡したが、同乗していた後妻の球磨子は、かすり傷ひとつ負わずに助かった。やがて、夫に3億円の保険金が掛けられていることが判明し、球磨子は保険金狙いの殺人と疑われ、警察に逮捕される。新聞は球磨子を「北陸一の毒婦」と糾弾するなど、世間は球磨子の犯行を疑わないムードになっていた。そして、球磨子の弁護人として佐原律子が選ばれた。が、二人はことあるごとに衝突した……。