ベトナム戦争終盤を迎えていた1972年、アメリカ軍は破損した戦車を神奈川県相模原市の在日米陸軍相模総合補給廠で修理し、再び戦地に送るべく横浜ノースドックへ輸送していた。それを知って「アメリカの戦争に日本が加担するなんて許せない!」と憤った市民がノースドック手前の村雨橋で座り込みを敢行、戦車の輸送は断念された。この事件をきっかけに相模総合補給廠の前にはテントが立ち並び、およそ100日間におよぶ抗議活動がはじまる。
抗議活動参加者、機動隊員、地元商店主、運送会社社員、市議会議員など座り込みをしていた側から彼らを排除する側、活動に巻き込まれてしまった立場までのあらゆる当事者やジャーナリスト、専門家など総勢54人の証言によって、日本現代史上希に見る約100日間の闘争の顛末を明らかにする白熱のドキュメンタリー映画。
■公式サイト
戦車闘争
(C)2020 戦車闘争の映画をつくる会/フィルム・クラフト/横浜市史資料室 広報課写真資料
2020年12月12日(土)公開