クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』が、全国のIMAX(R)劇場50館で同時公開、2月16日(金)よりムビチケが発売されることが決定した。
第96回アカデミー賞(R)で《作品賞》《監督賞》を始め、最多13部門にノミネートされた本作は、第二次世界大戦下、世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話にもとづき描いた物語。ノーランが監督、脚本を務め、キリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピューらが出演。IMAX(R)撮影による、天才科学者の頭脳と心を五感で感じさせる極限の没入体験を味わえる作品となっている。
第96回アカデミー賞《撮影賞》にもノミネートされている撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマは、ノーランとは『インターステラー』以降すべての長編作品で組んでいる仲。ノーランとホイテマは『オッペンハイマー』でIMAX(R)65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAX(R)モノクロ・アナログ撮影を実現した。
ノーランは、J・ロバート・オッペンハイマーの視点から語られるシーンを、映画の脚本としては異色の一人称で書き、カラー映像で表現。彼の内面を象徴的に表わす、感情を揺さぶる抽象的なイメージとモンタージュされている。また、第二次世界大戦後のアメリカの原子力政策に大きい影響力を持っていた人物、ルイス・ストローズを中心とする場面はモノクロ映像と、視覚的な描き分けがなされている。
クリストファー・ノーラン監督は、「私とホイテが採用した撮影スタイルは、非常にシンプルだが、力強いものだ。映画の世界と観客との間にいかなる障害もないこと、モノクロ映像以外、様式化されたところのない映像だった。特にカラー映像の場面は飾り気がなく、シンプルな映像を望んだ。できるだけ自然で、世界の肌触りを伝えてくれるようなものだ。衣装であろうと、セットであろうとロケであろうと、現実世界の複雑な細部を追い求めた」と語っている。
今回、IMAX(R)劇場での同時公開決定を受け、クリストファー・ノーラン監督の指揮の下、ホイテ・ヴァン・ホイテマがIMAX(R)カメラで撮影するメイキングカットを初公開。
2月16日(金)より、ムビチケ(1600円/税込み)発売開始。
3月29日(金)、全国ロードショー IMAX(R)劇場 全国50館 同時公開決定